群青色のカケラ

オリジナル創作とか日常とかひとりごととか。

ハロウィン用

ハロウィン連作。
・僕はカボチャだ。誰も信じてもらえないかもしれないけど。頭をくりぬかれたカボチャの、あの中身が僕なんだ。あの中身を元に戻してあげたいなぁ。
・ハロウィンの衣装担当。

あーーっドレスが縫い終わらない!魔女のパーティに間に合わない!

魔女のドレスが間に合わないのなら、他の衣装にすればいいのでは?
・かぼちゃのお菓子を焼きますにゃ。

使い魔の猫たちは、ハロウィンパーティのためのお菓子をせっせと焼いています。
・眩しいほどの満月が空に瞬いていた。

「兄さん……毛皮ってあっつい。動きづらい。人間の姿に戻っちゃだめ?」

「我慢しなさい。これからお前に、人狼が人狼として生きるための術を教えてやりましょう」

そういう兄は獣の姿ではなく、すらりを身なりを整えた人間の青年の姿をして歩いているのだ。なんとなく納得がいかない。

「お前のこのもふもふの毛皮があれば、どんな人間が現れようとも、お前の前に跪くしかありません」
・ようこそ、怪人マスカレードのハロウィンナイトパーティーへ!


・ハロウィンの夜の百物語。カボチャのランタンに火を灯して。一つの灯りの中に一つの物語を、さぁ、始めましょう。
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次のネタメモですよ。





「この女を斬れ。こいつは物の怪だ」

一人の娘が、縄で縛められていた。

「どうしてそれをわざわざ俺に命じる」
「お前の持っている刀が、鬼を斬るためにあつらえられたものだからだ」

娘は何も言わない。ただ静かにうつむいて、籠の中の鳥のようにおとなしくじっとしてい

た。
まるで斬首を待つ咎人のように見えた。

「お前、名前は」

俺が問いかけると、娘は目を瞬かせて首を傾げた。
何を尋ねているのかわからないといった顔だ。

「物の怪であっても名前くらいあるだろう。無いのか」
「……揺女と申します」
「搖女、お前を逃がす代わりに、一つ、俺の頼みを聞いてはくれないだろうか。俺ととも

に来てもらいたい」

「俺の母親は物の怪だった。俺の育ての親からそう聞いている。


そして岩戸を出て帰ってきたとき。
岩戸の陰で赤子が泣いていたそうだ。






「はいどうぞ。ご主人さま」
「うっすーーーい。こんな味の無いうっすい血で満足できると思ってるの。トマトジュー

スのほうがまだましじゃないの」
「そうですねー。せめてニンジンジュースにしておきましょうか」
「やめてほんとやめて。僕のヴァンパイアとしてのプライドが傷つくから」


メイドの彼女は、魔女と呼ばれて虐げられた一族。彼女はその生き残り。
かわいそうだねぇ。君はどう見てもただの人間なのに。
……あなたは、わたしを捕まえようとしないの?
しないよ。僕はこれでも、ヒトより永く生きているからね。
魔女と普通の人間と、あるいは普通じゃない人間の形をしたものの見分けぐらいつくよ。
よかったら僕のところへおいで。


そうしてこのお屋敷でメイド仕えするようになって早数十年。
来客だ。人間が来た。
「どうも助かりました。道に迷ってしまって」
「いえいえ、こんな場所に珍しい。あなたは狩人ですか」
「そうですね。狩人と呼んでいただいて間違いではないです。
 私は吸血鬼ハンターです」
おや。おやおや。
「……追い出しましょうか」
「いやいや、そんな物騒な」
「というか、吸血鬼ハンターを名乗るようなレトロな人間が、まだ生き残っていたんです

ね。なんという時代遅れな」
「あら。君がそれを言う? まぁ確かに、魔女狩りだの吸血鬼狩だの流行ってたもんね」

しかし私は知っている。
吸血鬼ハンターを名乗るような希少な人間は、人間のふりをしているだけの何かであるこ

とが多い。

あなたは本当は何者なの?
これはこれはお嬢さん。
実は私は、吸血鬼に憧れているだけのアンデッド。
死体を切り刻んで造られたゾンビです。

吸血鬼はいいなぁ。永遠の命と衰えることのない美貌。
悠久の時を楽しく暮らしているのでしょう。
その不老不死の吸血鬼の血を私の腐った体に注げば、私も美しい死体になれるかもしれな

い。

死体が腐るのは、腐敗菌のせいなんですよ。その処置をもっと綺麗にできれば、外見も少

し変わるかもしれない。
死体の処理は得意なんです。それが私の一族が、魔女と呼ばれていた所以ですから。

そうだよそうだよ。
僕はすごーーく血の薄い、吸血鬼の末裔。
たいしたものじゃないよ。
それよりも、毎日おいしいもの食べて過ごすほうが楽しいよ。
うちには美味しい料理作ってくれるメイドさんがいるし。
今朝、ニンジンジュースで文句言ってたのはどなたでしたっけ。

しかし、もしも私のご主人様に害をなすようなら、私はあなたを許しませんから。
なるほど承知。







「君はどうやら悪霊にとりつかれているようだねぇ」
突然こんなことを言われた。

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